薬剤について
白蟻駆除住宅補強協同組合が行うシロアリ駆除・防除の施工は、公益社団法人 日本しろあり対策協会、公益社団法人 日本⽊材保存協会の2団体に認定された薬剤「オプティガード」(開発元:シンジェンタジャパン株式会社)を使用しております。
オプティガードシリーズは、チアメトキサムが防蟻有効成分で安全性が高く、超低臭性でシックハウス関連の13物質を含んでおりません。水和性顆粒剤(LT)はVOCゼロ、木部処理用(20EC)は施工時の防カビ効果もあります。
[特長]
1.製品の安全性(劇物・毒物非該当):
下図のように、防蟻有効成分のチアメトキサムは経口・経皮投与の毒性値をもとにした急性毒性の区分としては食塩や砂糖、エチルアルコールと同じ劇物・毒物.非該当となります。
オプティガードシリーズはシックハウスに関連する指針値が定められている13物質を含みません。
*LD50:半数致死量。試験した動物の半数が死亡する量を体重1kg当たりの量として示したもの。出展(社)緑の安全推進協会
2.超低臭性:
施工後の臭いが今までに無いほど低減されています。その主な理由は有効成分の蒸気圧が非常に低いことです。
シロアリ施工時に有効成分量の気中濃度を測定し、施工1時間後には有効成分が空気中に浮遊していないことを実験で立証された認定薬剤です。
3.VOCを低減:
オプティガード20ECは従来の油剤を乳剤(水で20倍に希釈して使用する)にすることによりVOCを低減しています。
4.シロアリへの確かな効力:
有効成分は昆虫の皮膚に接触した場合と昆虫の口から体内に取り入れられる場合の両方の場面で効果を発揮いたします。そして、シロアリに対して麻痺作用を引き起こすことによりシロアリは致死します。
5.環境にもやさしい:
魚や水生動物に対しての毒性が低い製品です。オプティガードは忌避性が無く遅効性ですので、有効成分に触れたシロアリが体に有効成分をつけたまま巣に持ち帰り、仲間同士で触れ合うことにより、直接薬剤に触れていないシロアリと触れ合うことで多くのシロアリの仲間に薬剤を伝播することになります。遅効性ですので、薬剤処理直後でも目に見える効果が無くても心配要りません。
忌避性が無いことにより多くの不快害虫に対しても優れた効力を発揮いたします。